こんにちは、のるーです。最近読書にハマってます。
出口治明著『働く君に伝えたい「お金」の教養』って本を読んでとてもためになりました。
お金について初めて知ったことがたくさんあって、その中でもとても参考になった保険について今日は書こうと思います。
なのできょうはかわいい一切ないです笑。
目次
保険とは・・・
そもそも保険とは「世の中のだれにリスク(病気、怪我など)が生じるか分からないから、社会のみんなで備える」というものです。
なので原則としては保険はリスクが生じた人以外は掛け捨てが基本です。
リスクが生じる人が圧倒的に少ないのでできる一極集中のシステムです。
掛け捨て型と積立型
例えば1年後に30人のクラスの中で1人がお金のかかる病気になることがわかってるとします。
しかし誰がなるのかはわからない。
そんなときに個々でお金を貯めるのは大変だから、みんなで毎月1万円のお金を積み立てて1年後病気になった人にあげる。というのが保険です。
掛け捨て型
先程の例で行くと1年後に360万円(1万円×12か月×30人)集まります。
それを病気になった人にあげるということになります。
リスクのためにお金を払うこれが掛け捨て型です。
積立型
先程の例でもし病気にならなかった人にも360万円返そうとすると、返す段階で1億440万円(360万円×29人)必要です。
これを30人で負担すると1人当たり348万円、1か月あたり29万円必要になります。
これが積立型です。
348万円払って360万円返ってくる。しかし毎月29万円払わなければいけない。
1人で貯めるのとそんなに変わらない。そもそも毎月29万円ってなかなか難しいというか無理です。
なぜ積立型が重宝されたか
しかし日本では積立型重宝されてきました。
その理由は高度経済成長による高金利です。
資産運用の世界には72ルールというものがあります。
72ルール
72÷金利=元本が倍になる年数
高金利時代は金利が8%だったみたいです。
これを72ルールに当てはめると、72÷8%=9年ということで9年で元本が倍になりますね。
保険の期限は20年と長いので金利が金利を生む複利効果も存分に発揮されます。
これが積立型が人気だった理由みたいです。
しかし今は金利が少ない。
金利を0.2%と考えても、72÷0.2%=360年
なんと元本が倍になるのに360年かかります。倍になるまで生きてられません。笑
だから20代は掛け捨てがおすすめ
なぜ掛け捨てがおすすめなのか。
- 月々の保険料が安い
- 見直しがしやすい
これが掛け捨ての魅力です。
月々の保険料が安い
保険は月々の支払いは少額ですが期限が長いです。
人によっては住宅ローンに次ぐ買い物とも言われています。
また保険料は光熱費などと同じ固定費です。
1か月3000円だと、1年で36000円。10年だと36万円。
なかなかの買い物です。
見直しがしやすい
結婚したり、子どもができたりと人生はたくさんの変化が起こります。
そんな時に見直しがしやすいのが掛け捨て型です。
積立型だと解約のリスクがあったりします。(キャリア携帯の2年縛りみたいな感じ)
掛け捨て型は解約リスクがないので生活の変化に応じて柔軟に保険の見直しがしやすい。
今後たくさんの変化が待っている20代には掛け捨て型がおすすめみたいです。
保険の種類
死亡保険
これが一番有名ですね。
万が一のことがあった時に保険金がもらえる。
パートナーにお金を残したり、子どもの教育費分をまかなえます。
パートナーが専業主婦(夫)だったり、子供がいる人におすすめです。
医療保険
これは入院した時にお金がもらえたりするやつです。
何かあった時に役に立ちますので心配な人は入っておくといいと思います。
就業不能保険
これは本を読んで初めて知りました。
働けなくなった時に生活費を保障してくれる保険です。
最近だとよく見るこれがそのCMみたいです。
病気やケガで働けなくなった時に毎月給与のようにもらえる保険です。
海外ではこの保険は新社会人になったら当たり前に入る保険みたいです。
働いてるひとは入っておいたほうが良さそうです。
新社会人になったらまずは就業不能保険
新社会人になって、これから沢山の変化に対応するためにまずは就業不能保険。
若い一人暮らしに死亡保険は必ずしも必要ではないです。
心配な人は就業不能保険+医療保険に入っていおくのが良さそうです。
保険は「誰のために、何のために」が大切です。
まずは自分のための保険を考えてみるのがいいかもしれません。
たくさんのプランがありますがよく検討して、必要なものだけにすることで保険料も抑えることができます。
将来の為のリスク管理、まずは少額から出来ることから始めるのが良さそうです。
今後も本を読んだりして気になったことがあればたまに書いていきます。
のるーのタメになるかも知れない話でした。