この記事では『花束みたいな恋をした』について自分なりの考察を書いてみました。
結論から言うと『花束みたいな恋をした』 は2人が過去を思い出した話なのではないかと思います。
『花束みたいな恋をした』あらすじ
東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音 麦(菅田将暉)と 八谷絹(有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める…
『花束みたいな恋をした』について考察
『花束みたいな恋をした』 は麦と絹の2人が過去を思い出した話なのではないかと考えた理由についてかいていきたいと思います。
『花束みたいな恋をした』 ストーリー構成
この映画の始まりはすでに別れている2人が偶然に再会する現在から始まる。
再会というよりも鉢合わせたと言ったほうがいいかもしれない。
そこからストーリーは2人の出会った過去に遡る。
そうして2人が恋人として別れを決断するまでを描いたのちに再び現在に戻る。
偶然居合わせた店を同じタイミングで出た2人はお互い別々の方向へ歩いていく。
振り返ることはなくお互いに手を振りそれぞれのデートへ。
その日のデート後、夜の1人の時間。 お互いに元恋人を思い出すというシーンで映画は終わる。
『花束みたいな恋をした』 は2人が過去を思い出した話
この映画のメインは2人が出会ってから別れるまでの過程だ。
終電を逃し偶然出会った2人。
同じく終電を逃した男女と4人でバーに行くが盛り上がらず解散に。
そこで絹が麦に「押井守いましたね」と話しかけるところから2人の関係はスタートする。
ここで入る麦の回想 「きっかけは押井守だった」
この映画お互いの回想が色々なところで入ってくる。
2人がその時考えていたことがそれぞれの視点で語られる。
内容は対比していて徐々にすれ違いが起きていく。
その考え方の違いに共感したり、理解できなかったりするところもヒットした要因の一つだと思う。
そんな2人が語る回想は全て過去形だ。
回想なのだから過去形なのは当たり前である。
「この時こう思ったからこうした。」
「こう感じたからこう言った」
物事の説明は現在より前の出来事=過去なのだから過去形になる。
ただ冒頭の 「きっかけは押井守だった」
ここだけは2人が別れた後の視点でないと過去形にならないと思う。
なぜならその時点で押井守がきっかけになるかなんて誰にも分からない。
だから麦の「きっかけは押井守だった」は現在の2020年の視点で語られているはずだ。
これだけで2020年の視点から全ての回想は語られていたと考えるのは早計だろうか。
偶然会って4年間の出来事を思い出した。
2人がお互いの部屋で
麦は別れた後の出来事について絹がどう思ったか考える。
絹は麦と付き合っていた頃の思い出を振り返る。
2人がお互いに同じパン屋さんを思い出す。
そうして映画が終わる。
思い出はまだ枯れていない。
思い出して1つ1つ拾い集めていったら花束みたいだった。
再会した日の2人が恋愛を振り返ってそう思った話なのかもしれない。
まとめ
この記事では『花束みたいな恋をした』について自分なりの考察を書いてみました。
見れば見るほど奥が深いなと思ったのでまた別の視点でかけたらとおもいます。
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